主人公「もしもし。どうしたの、お母さん?」
母「あ、孝子、あの、あれがないのよ、大事なあれが」
主人公「もしかして通帳?」
母「そう、それ!通帳がね、どこ探してもないの」
主人公「また?いつもの引き出し、見たの?」
母「見た見た」
主人公「・・・冷蔵庫の中は?」
母「ええ?まさかそんな・・・」
母「あった!!どうしてわかったの!?」
主人公「前もそこだったから」
主人公「──みたいなことがしょっちゅうで。入れ歯だ、メガネだって」
友人「それは、心配ね」
主人公「そうなのよ」
主人公「まだ大きなトラブルにはなってないからいいけど、財産のこととか心配。だまされたりしないかってさ」
友人「そうね」
主人公「私もそんなには実家に帰れないし、だから、どこかに相談しようかなと思って」
友人「成年後見とか?」
主人公「そう、そんなやつ。弁護士さんに頼めばいいのかな?でもなあ、弁護士はちょっとハードル高いなあ・・・」
友人「じゃあ、行政書士に頼めば?」
主人公「行政書士・・・で頼めるの?」
友人「そうね。成年後見とか、あとは相続とか遺言のことも頼めるよ」
友人「うちでお世話になってるところ、紹介しようか?」
主人公「ぜひぜひ!」
友人「『行政書士山野伊紀事務所』ってところだよ」
主人公「行政書士山野伊紀事務所・・・ここだ。何か、気軽に相談できそうな雰囲気。ネットから問い合わせてみようか」
山野「行政書士の山野伊紀でございます。ご足労くださいまして、ありがとうございます」
主人公「よろしくお願いします」
山野「お客様のご都合に合わせて、こちらから訪問することもできますので、今後何かありましたら」
主人公「あ、そうなんですね。フットワーク軽いですね!」
山野「恐れ入ります。相続や遺言、それから農地転用といって「ここの土地を持っていて家を建てたいんだけど」というようなご相談も承っております」
主人公「幅広くいろんな悩みに答えてくださるんですねー。それで、今回なんですけど、母親が物忘れがひどくなってきまして・・・認知症の疑いも出てきているので、財産のこととか心配で・・・」
主人公「後見人って、必要なんでしょうか?どうしたらいいのか、わからなくて・・・」
山野「なるほど。成年後見制度については、ご存じですか?」
主人公「まあ、聞いたことくらいは・・・でも、よくわからないんです」
山野「そうですか。では、ご説明します」
主人公「お願いします」
山野「成年後見制度というのは、認知症などの病気や、障がいなどが理由で、判断力が不十分になった人を保護するための制度です。本人に代わって契約などの法律行為や財産管理を行う人を選任します」
主人公「なるほど。それは、認知症になってから、ということですか?」
山野「これには両方のケースがございます。それぞれ『法定後見』と『任意後見』といいます」
山野「法定後見というのは、すでに判断能力が低下している方を対象とするものです。親族等が申し立てを行い、家庭裁判所が審判を下して、ご本人の状況に応じた適切な援助者を選任します。選任された援助者は、財産管理と身上監護の業務を行います」
山野「任意後見の方では、まだご本人に判断力があるうちに、将来に備えて任意後見受任者と契約を結びます。その後、もし判断力が低下したならば、契約に基づいてその任意後見受任者が契約で委任された業務を行います」
主人公「ええと、その、本人の代わりにいろいろやる人・・・後見人は、誰が選ぶんですか?」
山野「法定後見では家庭裁判所が、任意後見の方ではご本人が選びます」
主人公「うちの母の場合はどうなんでしょう?」
山野「どちらを選択したらいいのか、じっくり相談いたしましょう」
主人公「はい、ありがとうございます」
主人公「いろいろお話し聞けてすっきりしました。どうもありがとうございました」
山野「ありがとうございました」
主人公「成年後見制度を利用すれば、お母さんをいろんなトラブルから守ることができる。これでひと安心だ」
知人「うち、そろそろ相続のこと考えなきゃならないんだけど、よくわかんなくて。どこに相談したらいいかな?」
主人公「あ、だったら、『行政書士山野伊紀事務所』さん、いいよ」
知人「ほんと?相談したことあるの?」
主人公「うん!母の、成年後見のことでね。すごく親身になってくれたよ。今は、母も私も安心して暮らせてる」
知人「そう、じゃあそこに相談してみるわ」
主人公「うん、すごくお勧め!」